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湘南お店情報

藤沢駅北口の隠れ家「ワイン食堂チャオヴィーノ」で記憶に残る一皿を
2022.07.19

みなさんこんにちは!

「おいしいもの」「たのしいこと」が大好きな藤沢在住のライター・たかはしゆかです。地元LOVEの精神とたゆまぬ好奇心をモットーに、わくわくする湘南の情報をお伝えしていきます♪

「今日のランチはパスタ気分かも」「おいしいワインとつまみが食べたい!」。
そんな時にふらりと立ち寄ってもらいたいお店をご紹介します。
それは「ワイン食堂ciaovino(チャオビーノ)」。藤沢駅北口から少し歩きますが、帰り道はお腹も気持ちも満たされて距離を感じなくなるから感覚って不思議なものですよね(笑)。
オーナーシェフの岡田崇さん(40歳)にお話を伺いました。

 

サッカー少年からシェフの道へ

生まれも育ちも鎌倉の岡田さん。
学生時代はサッカー部に所属し、スポーツに没頭する毎日を送るサッカー少年だったのだそう。

「その頃から、衣食住の中でいったら、食への興味は強かったと思います」という岡田さん。
そして卒業後は料理の道へ。

その後、都内や鎌倉のお店でシェフとしての経験を積んでゆきます。

奥さまの地元だったことや土地柄、行政サービスの面からも子育ての環境が整っているということもあり、生活基盤を今の藤沢へ。
そして2012年、藤沢駅北口に「ワイン食堂チャオヴィーノ」をオープン。
今年で11年目を迎えました。

オーナーシェフの岡田崇さん

 

作りたいのは”自分が食べたい料理”

チャオヴィーノのコンセプトは、ワインに合う料理。

シンプルな調理で食材の持ち味を生かしながらも、それでいてお酒と一緒に味わうことで、より一層おいしさが引き出されるような料理に出会えます。

「地産地消や旬の食材というのは、今の時代当たり前になってますよね。やっぱり『自分がおいしい!』って思えることを大切にしたい。オーナーだから出来ることや可能性も自分次第なんですけど…、でもそれが自己満足であってはダメ。謙虚に工夫して、と常に考えながらやってます(笑)」。

パプリカのプリンはスッと溶けてパプリカとフュメドポワソン(魚の出汁)の味が広がります

鮮魚のカルパッチョは、素材の味が引き立つ調味でシンプルなおいしさ

塩加減とパスタのアルデンテ具合が絶妙なバランスのトマトソースはファンも多い

こちらのチーズのソテーもワインがすすみます

甘党の方は、ぜひ欲張ってデザートの盛り合わせを

店内のセラーに並ぶワインは、すべて岡田さんが試飲をしてセレクト。

料理に合うのはもちろんのこと、さまざまなTPOで楽しめるラインナップが充実しています。

「日本ならではの四季や気温、気分や体調でそれぞれ味覚が異なります。ワインの仕入れをお願いするインポーターさんとのやり取りの中で、多様性の時代に沿えるようなものを取り揃えられたらいいなと思っています」と岡田さん。

こちらはセラー内ボトルの一部。お気に入りのワインの持ち込みにも対応してくれます(有料)

 

月曜日は「ハムカツサンドの店」!?

こちらのお店、実は月曜日と日曜日(ランチ)はシェフが変わるというスタイルで営業しているんです。

撮影のために訪れた月曜日は、チャオヴィーノではなく「オチャ(お茶)ヴィーノ」の日。
ネーミングがなんともユニーク(笑)。
お昼からお茶はもちろん、お酒も楽しめるアフタヌーンティーコースや焼き菓子などを提供。
女性ならではのきめ細やかなサービスで、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

テイクアウトもできる、人気のハムカツサンドは当初のトーストサンドイッチからバーガーへとマイナーチェンジ!
胡麻が香るふっくらしたバンズに、ソースの染み込んだ厚切りハムカツとキャベツがぎゅっとはさまれていて見た目以上にボリュームも満点です。

また、日曜日のランチタイムは、さらに別のシェフが担当。

「コロナ禍でいろいろ考えさせられたというのもあるかもしれません。人に任すことはチャレンジでもあるけど、面白いところもあるんです。料理ってクリエイティブで終わりもないしキリもない。適材適所、どうやってバランスを取るかなんですよね」と話してくれました。

月曜日は「茶」の文字と共に、可愛らしい手書きの看板が登場します

オーブンから焼き立てのパンやお菓子がカウンターに並びます

ハムカツサンドバーガー目当てにリピートする常連の方も多いのだそう

 

ここに来ればおいしいお酒と食事がある

目指すのは、来た人の舌の記憶に残る店だという岡田さん。

「『あの店にまた行きたい』って、舌の記憶なんじゃないかなって。ご両親と一緒に来てくれた子が、大人になってまた来てくれたりしたら…それって最高ですよね!」。

この10年で北口はマンションも増え、オープン当時に比べて人の流れもだいぶ多くなったといいます。

「これからも気軽に立ち寄ってもらって、おいしいワインとそれに合う料理を提供していきます。
ランチやディナー、ご予約いただければテイクアウトのオードブルなどライフスタイルに応じて地域のみなさんに愛される店であり続けたいと思っています!」

いつ来ても、何度訪れても、「これおいしい!」と声に出したくなる岡田さんの料理。
個人的には、“食べ飽きない、食べ疲れない”ことが最大の魅力にも感じます。
でもそれはシンプルなだけではない、塩味のバランスなどシェフのセンスがあってこそ。
自宅では真似できないけれど、ここに来れば食べられる―、そんなお店が身近にあるって幸せなことですよね。

野菜やワイン作りなど、料理以外への興味もまだまだたくさんあると楽しそうに話す岡田さん

藤沢駅周辺は、パッと見ると南口のほうが飲食店が多く、北口は少し裏手のイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。

でも実は、北口にはチェーン店ではなく個人経営を長年続けているお店が点在しています。隠れ家のように見えるお店も、入ってみればアットホームな雰囲気で意気投合できちゃうかも??

ぜひ、そんなお気に入りのお店を見つけてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

ワイン食堂ciaovino(チャオヴィーノ)

藤沢市藤沢1025(藤沢駅北口徒歩約5分)
TEL:0466‐86‐7633

ランチ:11:30~13:50(最終入店)
ディナー:17:30~20:00(以降は予約のみ)

※日曜日はランチのみ。

定休日:月曜日(月曜はモーニング&アフタヌーンティーのみの営業)
HP:ciaovino‐fujisawa.com

最新情報はインスタグラム@ciaovinoでチェックを。

 

たかはしゆか
ライター&イラストレーター。生まれも育ちも藤沢という生粋の湘南人でありながら、太陽と海が苦手な夜行性。日常に散りばめられている「おいしいもの」「たのしいこと」を探してあっちこっちに出没しては、人脈を広げる活動にも余念がないちびっ子アラフォー。好きなものは旅、こけし、落語、納豆、カツオ、アルコール全般です。